夏コミお疲れ様でした


C82から無事に帰ってきましたので、ざっとご紹介。最初に戦利品の写真を置いておきますね。

ショップ通販分も加えてありますので、写っている内の半分ぐらいが開場で手に入れたものです。机の上に乗っている、お空の絵が描いてある団扇については後述。

10日


『柚子桃ジャム』が参加する夏コミ二日目。その前日に東京入りした私は、渋谷へ向かいました。

任天堂公式ショップが作っている、カービィ20周年Tシャツの現物を確認するために!

いやあ、良い出来でした。店員さん(というかデザイナーの方らしい)も明るいし、Tシャツの肌触りも良かったです。

んが……もうお盆ですからね……これが6月7月だったら買っていたんでしょうが、東京に来た初日ということもあり、我慢しました。「別に来年着るから良いよ!」「着るなんてとんでもない!」という方はサイトを覗いてみてください。

その後、すぐにホテルに向かうのもなんなのでぶらぶらしていると、東京TRIBEで有名な、あのサンタスティックの看板を発見! 「おお! そういえば渋谷にあるんだった!!」と看板に誘われるまま、脇道へほいほいと入る私。

こんな形で訪れるとは思ってもみなかったサンタスティック。5月の例大祭のときに知ってれば、シーズンぴったし! ってなもんで、夏用にTシャツを衝動買いしてたのは間違いありません。店員さん、冷やかしになっちゃってごめんなさい! また行きますからね!
お店の中はSARU! SARU! SARU! ここも店員さんがすごく気さくで、ほぼ年中無休というお話を聞きました。サイズも日本メーカーと変わらないので心配ないし、XLとか大きいサイズも揃っていて、体格の良い人にもおすすめですね。今度はちゃんと下調べしてから、買うの前提で足を運んでみようと思います。

「東京TRIBE、一挙読みしちゃいました!」と店員さんに言ったら「じゃあ、漫画とか好きなんですか?」と訊かれ、咄嗟に「い、いやあ、TRIBE以外はそんなに読んでないですよー」と、コミケのために東京に来ておいて答えてしまう私。そもそも渋谷と代々木間違えて口走ってるしで、旅先のテンションは危険です。

東京TRIBEがわからない、という方は是非読んでみてください。アニメ化もしてましたけど、特に東京TRIBE2がおすすめ! 先に1を読んでなくても楽しめますよ。正に私がそうでした。

思いがけずテンションが上がりまくった私でしたが、チェックインのためにいつも利用しているホテルへ。

その後はサークルの前日打ち上げのために、秋HUBで集合。いつもは秋HUBではバドワイザーを飲んでるんですが「食前だしちょっとだけでいいか」とボウモアのロックをシングルで注文。合流した柚子桃さんとダラダラしてから、他の仲間と目的のお店へ。

打ち上げのために向かったジンギスカンのお店・良夢ですが、手違いで予約ができていなかったとのことで、急遽、店の前にテーブルを出してそこで食べることに。風は少し強かったですが、店のおばちゃんの手際とトークのおかげで美味しく食べられました。

店のど真ん前のテーブルとか、予約してないのに最高のロケーションです。おばちゃん、ごちそうさま!
羊や鶏も美味しいんですが、印象に残ったのは卵焼きですね。昔、祖母が特別な日に作ってくれた味を思い出します。ふんわり、ふっくら、甘くてやわらかい、そんなお味です。

日本酒も飲んでほろ酔いになったところで、締めのためのラーメンを食べに移動。

これがなかなかの店で、手応えがあったのは良いんですが、量の問題で麺だけちょっと残してしまいました。万全の状態だったら美味しくペロリといけたと思います。

これがコミケ参加前日じゃなかったら、また飲み直しに行っていた可能性がありますが、素直に解散となりました。


11日


(この日は柚子桃ジャムのブログ『産地直送! 柚子桃ジャム』の方とほぼ同じ内容です)

朝食はホテルの近所にある松屋で「さっぱりしつつもがっしり食えるもの」ということでおろし牛飯を頼んだんですが、あの酸っぱダレがおろし大根にこれでもかと染み込んでいて、朝から食うには予想外にハードルが高かったです。今度頼むときは「おろしにタレはかけないでください」とか言うようにしたいもんです。「朝から牛飯っていう選択肢自体を外せ」という突っ込みはセルフサービスで済ませました。即売会だと基本的に、朝しっかり食べて、昼は完全に抜くのが理想です(緊張で胃もたれしている場合は軽く食べられるもので適当に食い繋ぎます)。

栄養をつけたところでビッグサイトへ向かいます。あのどんどんと似た空気の人らが増えていく恒例の儀式を済ませつつ、有明に突入。サークル入場にあたってこれといったトラブルも無く、すんなり中へ。

コミケ1日目にゆうパックでトラブルがあったようなんですが、2日目のこの日は特に問題はありませんでした。とはいえ、これもスタッフの方々がなんとか間に合わせてくれたからであって、次回からどういう形になるか心配ですね。

サークルスペースで柚子桃さんを始めとしたサークルのメンバーが揃い、お隣の方々にご挨拶を済ませ、頒布準備に集中します。

今回は「(新刊+ミニタオル+クリアファイル1種+缶バッジ1種)in紙バッグ」という形で頒布し始めることになっていましたから、結構手間取りました。乱暴にやったら紙バッグが痛んじゃいますからね。まあ、例大祭のときにある程度慣れていたのが幸いでしょうか。

しかし、いざ開場となると、想像以上の大盛況。今回、今までのメンバーの他に、売り子のお手伝いにやのさんに来ていただいたので、なんとか回りましたが、準備が終わっているバッグが何度も底をつき、ちょっと余裕が出たと思うとまたすぐに無くなり、と、嬉しい悲鳴を上げながらバッグに詰め続けました。

缶バッジとクリアファイルは数が尽き次第終了ということだったのですが、昼過ぎぐらいにはミニタオルまで無くなり、そしてとうとう、新刊『たぁんと! 焼けてますよ ゆうかさん』が午後三時に完売しました。

幽香オンリーから夏にかけて、少しでも多くの方にべーかりんを楽しんでもらいたい一心でやってきましたから、感無量でありました。

途中、留吉さんがわざわざ団扇を持ってきてくれました。Twitterで募集していたリクエストのものですが、まさか持ってきてくれるなんて思ってもみなかったので、っていうかそもそも私以外の誰かに頒布される団扇の内容のリクエストだとばかり思っていたわけですが、とにかくこれで一挙に疲労回復。調子に乗ってたまたま来ていたそるさんに撮影してもらっています。

喜ぶ司馬漬けと壁。お隣のサークルの方々が写ってしまうと迷惑がかかってしまうので、壁際に移動して撮影しております。ちなみに私は基本、顔出しOKな人です。
会場から撤収後はサークルメンバー以外の方も交えた打ち上げへ。降る降ると言われていた中、天気が持ちこたえたこともあって、皆さん上機嫌で飲んでいました。

ところで撤収時、もみークッションを荷物ケースに括りつけている方を発見して、思わず笑ってしまいました。あれ、あのまま帰ったんでしょうか。

12日


私は上野公園がかなり好きで、今回もチェックアウト後に足を運びました。

昔、東京に出始めた頃は東京国立博物館目当てで上野に通っていたんですが、地方だと大きくて広い公園はあっても、あれだけ人で賑わっている公園というのはなかなかありませんので、歩いているだけでも楽しいわけです。

私のような観光客はもちろん、散歩してる夫婦もいれば、ホームレスのおっちゃんもいますし、家族連れが噴水の所で写真撮ったりしていて、ビルの谷間で見ると窮屈に思える人ごみが、公園内では一人一人の人間として浮かび上がってきます。

適度に休憩してから、博物館へ。『中国山水画の20世紀』が特別展として催されており、これが目当てです。NHK使ってで大々的にプッシュしたり、仏教画とかの緩い括りの特別展だと結構混んでるんですが、『激動の時代で様々に解釈され、西洋画や日本画からも学び、再評価されていった中国山水画の歴史』とでもいえる固めの展示ですから、行列も一切無く、すんなり入れました。

私は学が無いので見る物を見る程度しかできなかったですが、特に陸儼少の作品は面白かったですね。部分部分は凄く精密なのに、その精密さが雲の動きや川の流れの中に泳いでいるみたいでした。これは後の作家でも感じられるものがあったので、何か通じるものがあるのか、ただの勘違いなのか。

展示されているものを見ていると、どうして現在は人民というものについてあれほどに強調されるのかが、知識以外の部分で何となく伝わってきたのですが、上手く表現できません。

パンフ(左)と図録(右)。パンフも何気にしっかりとした造りなんですが、なんとタダです! 「うお、これでタダはすげえ!」と興奮した勢いで図録を購入しているのがアホらしいですが、この図録も1,500円と安かったりします。
博物館を出た後は仲間と合流し、コミケやこれからのことを話しつつ、飲んだり食ったり。

そして帰省ラッシュに紛れて、地元に帰ってきました。

ところで、私も冬コミにサークル参加の申し込みをしました。「いつかやらなければ」とは思っていたのですが、今回その機会が巡ってきました。

合体予定の柚子桃さんにカットをお願い。どうなることやら。

まあ、サークル申請が落ちる可能性も当然ありますが、発行予定の小説合同本に俄雨さん大崎屋さんが参加してくれることになりました。サークル申請で落ちても頒布自体はどこかしらで出来るようにする予定です。

それ以外の予定は不透明になってしまいましたが、動画製作もぼちぼちやっていきますので、気長に楽しんでもらえればと思います。

夏コミ抜きにすると1ヶ月ぐらいまともに休んでないので、ようやくこうして報告する余裕が出てきました。次の更新はまた動画についてになるかな。

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