2013・新潟酒の陣へ行ってきましたよ(1日目)





久々に新潟酒の陣に行ってきました。先日の記事でも書きましたが、ここ数年、この時期は色々とあって、酒の陣どころじゃなかったんですよね。越後謙信sake祭の影響もありますが、まあそれについては後述します。

これまでは大概、地元の友人と予定を合わせて行っていたのですが、今回は仲間の柚子桃さんと、私も知っているもう一人の方とで行ってきました。

予想はしていたんですが、十一時に朱鷺メッセに着いた段階で、屋内の列に加えて屋外に三百メートルぐらいは列が出来ていました。五年ぐらい前に最後に参加したときはほとんど並んだ記憶が無いので、年々来場者が増えてるというのは間違いないんでしょう。この日は昼過ぎまでは天気も良かったですしね。

正午ぐらいの会場内の様子。以前とはちょっと配置が変わってます。
で、普段ならあまり呑まない銘柄を試飲するところですが、今回は私だけが新潟県人という構成。「この酒蔵のはよく飲む」「以前に飲んだがここのもいける」という具合に紹介していくことに。

やっぱり上越・第一酒造の「越の白鳥」は評判良かったですね。自分で飲んでも「ああ、これだ」という感想が漏れる。あとは佐渡・小畑酒造の「真野鶴」ですか。私が友人との付き合いで気付いたら辛口好きになっていたのもありますが、ここら辺は凄く好きな味です。

以下、試飲した酒蔵の写真を列挙。








ところで、こんな記事を書いておいてなんですが、私は酒が好きでも強くはないんですよ。徳利一本も飲めば、上機嫌になります。ビールなら中ジョッキ一杯。赤壁賦で有名な詩人の蘇東坡は自分が酒にすぐ酔うことについて「人より少ない酒で上機嫌になれるから得だ」と生前に残していますが、私みたいなのにはありがたいお言葉です。

そんな私と一緒に会場に行くような柚子桃さん達もノンベエではないわけでして、七つ、八つと試飲してから早々に、会場内で栃尾の油揚げやくじら汁をみんなで食ってました。




さて、イベント自体についてなのですが、待機列が長いといっても長時間突っ立ってるわけでもなかったですし、会場内も身動きが十分に取れました。出典している酒蔵の人達もさすがは慣れているというか、賑やかそのもの。通りすがりの者同士で酒について話したりなんて光景もざらでした。

越後謙信sake祭はのんびり飲み歩くのに向いていますが、こういう酒好き同士の交流が希薄ですので、当初は「混雑する朱鷺メッセのイベントにはもう無理に行かなくても良いんじゃないか?」とか思っていた私は、一人反省した次第です。

昼を回ったぐらいに朱鷺メッセを出まして、タクシーで市街地へ。古町とかも回ったのですが、やはりあそこら辺は夜に出歩いてこそ。白山神社の方にも行きませんでした。

というのも、風が強くなってきてたんですね。日本海側の都市で春先に風が強いときというのは、まず間違いなく天気が崩れる前兆ですから、さっさと新潟駅の近くまで歩くことにしました。

適当な計画にまかせて飯屋を探しながら歩いていると、駅の傍に「旬彩庵」というお蕎麦屋を発見。ちょっと混み合っていましたが、じきに座れました。

ここはへぎそばのお店だったんですが、店内やメニューの具合からすると、がっちがちの蕎麦屋というよりは、のんびりとお酒でも飲みながら楽しめるタイプで、私好みのお店でした。

ランチタイムのメニューはあえて置いておいて、大人三人でへぎそばの大を天麩羅の盛り合わせと一緒に注文。


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これがまた食べやすいし美味しいしで、歩いた後には最高でした。味の上を見たらそら色々ありますけど、値段とかお店の雰囲気とか諸々含めると、やっぱりこういうお店が私は好きですね。今度からは新潟で蕎麦を食おうと思ったらここに来ますよ。

さて、今回の酒の陣は一泊二日の旅程の中の一つでした。泊まりは新発田市の旅館ということで、私と柚子桃さんはそちらへ向かうことに。もうお一方とは新潟駅でお別れです。

そしてここで、いよいよ天気が荒れてきました。春先は荒れるのは知っていても、予想以上の風と土砂降りで、駅の構内にいなかったらかなり濡れていたでしょう。

まあ、私は最後に参加した酒の陣のときがえらい吹雪だったのを記憶していたので、それと比べればという感じではありましたが。

続きの新発田市編は次回の記事で。旅館についてはもちろん、清水園がとても綺麗だったのでそれについても触れたいと思います。

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