しばちゅう3


大忙しの11月もとうとう終わり、表紙入稿も終わり、まあ何事も無ければ本文脱稿ができそうかなあ、といった今日この頃。これも印刷所の担当さん他のおかげです。

そんな11月の下旬に、しばちゅうさんの第3巻が発売されました。これのおかげで作業の合間に気分転換するのに困りませんでした。



しばちゅうさんというのは、三国志(もとい後漢滅亡前後の三国時代)の司馬懿(字は仲達)のことですね。どうでもいい話ですが私のHNは司馬懿の司馬であって司馬遼太郎とか司馬遷とかとは無関係だったりします。

まあ、私のサイトに来てるということは三国志そこそこ触れてる方だと思うんですが、それとなく語っておくと、司馬懿は作品によって描き方が変わりやすくて、そこが良いんですよね。「死せる孔明生ける仲達を走らす」なんて逸話自体もそうです。私が司馬懿にぐっときちゃったのは、横山光輝三国志で司馬懿が臨終の際に「(孔明と)あの世でゆっくりと語り合いたいものだ」と言い残して、息を引き取るシーンを読んだときです。あんなにぐっとくる臨終のシーン、なかなかあるもんじゃありません。それが創作かどうかではなく、司馬懿という存在こそが諸葛亮孔明を活き活きとさせる要素だったことを横山先生が知っていた、そしてそんな人の作品として三国志の漫画を読めた、そんな感動の諸々がこの臨終には詰まっているわけです。

さて、それとなくという文量じゃない量を書き散らしておいて、しばちゅうさんの話に入ります。当初は呉のキャラはいい加減な扱い(そういう形式のギャグ)だったんですが、流石に第2巻で孫権や諸葛瑾が出てきました。そして今回は陸遜や趙咨も出てきました。

呉はキャラの数こそ少ないものの、仲間内で固まりがちなしばちゅうさん達も呉が絡むとはっちゃけるため、第2巻の頃から楽しみになっていましたから、今巻は特に楽しめましたよ。

前巻でこれでもかとアホな曹操が亡くなったので、今巻がどうなるか不安でしたが、見事に払拭してくれました。しかし次巻辺りでは、今度は曹丕が亡くなってしまうはずなので、これからしばちゅうさんはどうなってしまうのか(ギャグ的な意味で)。

イブニングで連載中なので、気になった方は立ち読みとかしてみると良いかもしれません。イブニングのサイトで試し読みとかもできますよ。


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