「三國志12」一周目雑感

購入後、3日間ぐらいちまちまとやって一周目をクリア出来ました。プレイ時間は11よりかなり改善されていると思います。

劉備と同盟を結びながら曹操を滅ぼした結果がこれ。これで勧告を受け容れない劉備。

195年・群雄割拠シナリオを選び、孫策勢力・中級でスタート。大体のシリーズで孫策でのスタートは練習にちょうどいいので、それに今回も習ってみました(上の画像を見ればわかりますが、クリア時点では孫権に代が替わっています)。

実は最初、上級で始めたのですが、何度やってもスタートダッシュが上手くいかず、手詰まりになってしまい、「これは体験版でやったことは忘れて、中級で一から覚えないと楽しめないな」と考え直した結果が、中級スタートです。

しかしそのおかげで、三國志12の序盤の特徴が少し掴めました。

先ず、攻城戦では防御側がかなり有利です。槍破壊や兵器のレベルが高くないと、門を突破するのが大変で、その間にゴリゴリ削られます。序盤では速攻が大事なのは大体の戦略シミュレーションに共通したことですが、簡単にはいかないようです。敵を上手く城外に出す方法もあるようなのですが、確実性に欠けます。

秘策も、求財の策などを上手く使う必要がありますが、一方で絶道の策も開発しておかなければなりません。というのも、主力と援軍で采配ポイントが別管理なため、援軍がいるのといないのとでは大違いだからです。援軍は予備兵による再出撃ができないという欠点がありますが、序盤は予備兵の確保自体が難しいので、その欠点については終盤に考えることになります。

孫策プレイの場合、劉ヨウと厳白虎が同盟を結んでいるため、江東を確保するためには絶道の策で両者の関係を絶つことになります。

さて、ここまでが上級での教訓。ここからが中級での本番となります。

廬江の空き地を埋め終え、求人や秘策開発の準備が終わったら、とりあえず柴桑を確保します。

11などでは柴桑を確保しなくてもどうにかなりましたが、今回はさっさと確保して建業を同時に攻撃できるようにしておいた方が良いです。柴桑は農業都市なので兵糧確保のためにも早めに確保しておいて損は無いでしょう。柴桑は今回、位置的にかなり便利なので、荊州・益州を平定して天下二分が成り、寿春攻略が終わるまでの間は、有用であり続けました。

廬江と柴桑で準備がある程度整う頃には登用や秘策開発が粗方終わっているはずなので、さっさと劉ヨウを攻めます。先に書いた通り城門を如何に早く突破するかが肝なので、廬江と柴桑の計略府に周瑜と魯粛辺りをそれぞれ置いて、建業の防御を下げておくのも大事です。

勢力の兵数はほぼ同じぐらい。未だに攻城戦で城門突破の前後の上手い処理の仕方がわからないのですが、下手に武将数を揃えるよりは、一武将当たりの兵数を確保することを優先した方が良いかもしれません。それでも主力・援軍併せて最低でも4名は欲しいですね。

武将の内訳は、周瑜は神火計がありますので鉄板、次に孫策、韓当、そして程普辺りでしょうか。人選はプレイの仕方や考え方で変わってくると思いますが、韓当と程普は攻城戦に不可欠な槍兵である上に戦法も範囲型で、終盤まで主力として使い続けられます。同じ理由で朱桓も今回はかなり便利です。

11とかと比べるとかなり使い勝手の良くなった韓当。

兵数が同程度なら劉ヨウ側も城門から出撃してきたりしますが、このときの私は今以上に操作が下手だったので、上手く挟み撃ちとか出来ず、あまり効率的にはできませんでした。

それでも周瑜の神火計などを使うことで、なんとか押し切ることができました。

建業を確保したら、さっさと求人をします。12は今まで以上に人材が重要なので、廬江・柴桑・建業に人脈持ちを置いてフル回転で登用します。建業に複数置いても良いですが、呉攻めのために兵舎などを確保しておきたいという理由の他、建業攻略の頃には他の二都市の求人所の増設がそれなりに進んでいるので、そちらも活用した方が良さそうだからです。「良さそう」というのは増設の効果がイマイチ実感として掴めないからなので、また何かわかれば追記したいと思います。

ここまでで結構長くなったので、プレイ内容についてはここまでにしたいと思います。

製品版をプレイした感想としては、思ったより遊べるゲームになっているのが先ず挙げられます。戦闘時のAIや秘策についてはまだまだ調べていないことも多く、「なんだこんな簡単な方法があるんじゃないか」なんてことも出てくるとは思うんですが、それを差し引いても面白いゲームです。特に秘策は序盤、中盤、終盤で必要となるものが違ってきましたから、最短クリアを目指す場合には悩み所となりそうです。

はっきりとした不満点を挙げておくと、戦闘時の時間経過がただの采配ポイント稼ぎにしかなっていないことです。援軍の到着などに影響しても良さそうなものです。

援軍といえば、城を守る側の援軍が最初から城の中に配置されるのは、攻める側としても守る側としても、ちょっと首を傾げたくなる仕様です。ただ、今回は視界の要素があるので、最初にどこに配置されても伏兵は可能で、プレイを続けていくとまた違った見方が出来るかもしれません。

とにかく今回は武将ごとの戦法の使い分けや兵の動かし方を上手く活用しないといけないので、しばらくやってみないことにはわからないことだらけです。そうした部分が取り払われたときに、それでも面白いゲームであるかどうか。それは現時点ではわかりません。

ただ、色々と試してみたくなるゲームですし、この内容で値段が高過ぎるかといえば、そうでもないです。じきに私などより的確に魅力を伝えてくれる方も出てくると思いますし、思い切って買って、色々と文句を言ってみても良いんじゃないでしょうか。

また気付いたことがあれば、時間が空いたときにでも記事を書いてみますね。

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