ニコニコ動画に投稿しました~【東方手書き劇場】三人が呑む・中編【全三編】

今回は中編です。三編の全体のイメージを作る際に画像の大まかな切り出しは終わっているのですが、いただいたコメントを少しでも活かしたいという気持ちは日に日に強くなりますね。

さて、ニコニコからこちらまで来た方はもちろん、日頃からblogに関心を持っていただいている方にはきちんと書いておきたいことがあるので、以下つらつらと。

あまり堅い話ではありませんが、蛇足といえば蛇足なので、動画自体の話に興味がある方はここで止めちゃってオーケーです。他の作業が落ち着き次第、完結編を出来るだけ早くアップロードしたいと思います。

前回の記事で少し触れましたが、この作品(本)は、本来は平成23年3月に開催される予定だった例大祭に合わせて、作成したものです。

私は縁あって、柚子桃ジャムで原案から構成・ネームチェックなどほぼ全ての作業に関わらせてもらっていますが、作品中の放射線量チェックネタも、お空ネタの中から出したものです。もちろんこの時点での私の放射線についての感覚というのは、大したものじゃないです。

それで東日本大震災がありまして、あの被害だけでも相当なショックですが、福島原発での事故、放射線に関する様々な問題と、これから解決されていくべき問題、解決できない問題、様々な人と一緒に生きていくということ、考えるべきことは山ほど出てきたわけです。

そういう中で、娯楽作品として動画を構成させていただいたときに、「この放射線ネタは削るべきだろうか?」とは思ったんですね。私にもいわゆる「これアウトなんじゃね?」みたいな部分は、あるわけです。

ただ自分で言うのもなんですが、この作業をしているとき、改めてこの部分を読んだとき、面白かったんですね。私も結構原発事故の後は、柏崎のこととか小さい頃からずっと見てきたこともあって、色々なことで悩んだんですが、それでも笑っちゃったんですね。

で、使おう、と思ったんです。柚子桃さんに、確認は取って。

これでは説明になってない、という方もいるかもしれませんが、この「笑っちゃった」って部分は私なりに感慨深いものがあって、こうやって日々のことを消化していくこと、漫画や文化を楽しんでいくこと、そこを忘れるようだったら、私がこういう作業をしている意味は無いし、酒でも飲んで寝ていた方が良いんです。

ともあれ、沢山のコメントをいただけて私は単純に嬉しいですし、一方で頭の中には色々な考えも相変わらず浮かんでは沈みを繰り返しています。そういう所は、どこかできちんと書いておいても良いんじゃないか、と思った次第です。

なお描写上、核分裂と核融合における被爆云々などの理屈は完全に無視しています。全くの想像上のものだと思ってください。

もしここまで読んでいただけた方がいたなら、幸いです。

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