林泉寺(春日山)にまた行ってきました

林泉寺仁王門
久々に春日山にある林泉寺へと出かけてきました。この時期はどこに出かけるにも気楽で良いですね。

春日山は謙信公祭のような祭でこそ耳目を集めますが、城跡が大々的に整備されているわけでもなく、お世辞にも観光地として誰でも楽しめるって場所ではないです(お城の跡を見るだけで興奮するという私とご同類は別)。お城気分を楽しみたいなら高田公園の三重櫓の方が良いでしょう。

さて、この林泉寺という所は庭木もよく手入れされていますし、写真のような立派な仁王門の他、長尾能景(謙信の祖父。この土地に林泉寺を開いたのもこの人)ら累代の越後を治めた人々の墓所もあり、春日山という場所がどう扱われて来たのか、味わうことが出来る場所になっています。暇な方は資料館にも寄ってみましょうね。

林泉寺お堂。この左手の山に墓所があります。
昔の火災で仁王門は焼失したことがあるそうですが、謙信公直筆の扁額は今でも資料館の方に現存しています。門に掲げられているのはレプリカですね。

資料館の方に聞いて今日初めて知ったのですが、扁額が黒い(資料館内は撮影禁止のため画像はありません)のは火災のときに焦げたためだそうで、経年劣化ではないのだそうです。つまり火災の最中に掲げられていた扁額を救ったわけで……当時のお寺の方々は大変な苦労をされたようです。おかげで今でも威風を偲ぶことができるのですから、ありがたいことです。

仁王門の裏側
入場料は500円かかりますが、今の上越市でここまで綺麗に保全されている歴史的な場所というのもあまり無いので、500円の価値は十分にあると思いますよ。幹線道路からは少しはずれた場所にあるものの駐車場はあるので、立寄る際は事前に地図などでご確認ください。

たまたま見付けた彼岸花
これからは冬囲いも始まりますので、雪国ならではの風景も楽しめるはずですよ。

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